3月16日から31日の約2週間,インドネシアの都市"bekasi"の"Lemahabang"に拠点がある"multistrada(マルチストラーダ)"というタイヤ製造会社に,4名の学生がインターンシップに行きました. インターンシップの主な内容は,タイヤ製造に関する知識の習得,工場内のいくつかの製造ラインの見学,プロジェクトの実施とその成果発表です. プロジェクトの内容は,「工場の製造ラインでタイヤの位置,数や種類を把握出来ないところがある」という課題に対する解決手法を検討することでした. シンガポールでの2週間の研修旅行とは違い,より実践的な英会話と現地での暮らしを経験し,海外で働くことは「日本人としての誇りを胸に異文化を理解および尊重しながた精神的にも肉体的にもたくましく生きていくこと」だと実感してもらえたと思い,彼らの今後の活躍が楽しみです. さまざまな国での海外インターンシップの機会に恵まれていますので,彼らに続いてくれる学生が一人でも多くいて欲しいと思います. 一人ずつ,感想を述べてくれたのでまとめておきます. 一森 滉平くん(現,専攻科2年) 企業の方々と一緒に働く中で,インドネシアの文化にも触れることが出来ました.さらに,現地の方々は優しく,とても親切にして頂きました.ここに感謝申し上げます.海外で働くことや日本の企業との違いを知ることが出来て,来年度に就職を考えている自分にとって,とても良い経験になりました. 萩本 拓巳くん(現,専攻科1年) インターンが始まる直前まで英会話に対する不安でいっぱいでしたが,現地の方々となんとか対話でき,本科4年での2週間のシンガポール研修旅行で,現地の学生と毎日コミュニケーションをとっていた経験などのお陰だと思います.自動車が好きなので,タイヤ製造について学べたことは嬉しかったです.現地の方々の独特の発音に驚き,慣れが必要でしたが,実践的な英会話,異文化理解,企業体験を同時にでき,とても濃厚で貴重な経験をすることができました.機会があれば,他の国でのインターンシップに参加したいです. 小渕 颯輝くん(現,専攻科1年) 今回のインターンシップによって,巨大な工場の製造ラインや仕事について理解を深めることが出来ました.また,現地の文化を直に体験したことで,インドネシアに対するイメージが大きく変わりました. 柿元 一馬くん(現,本科4年) インドネシアという,日本とは環境や言語が異なる場所で,日本ではあり得ないようなことが多々あり,本当に驚きの連続でした.日本では体験できない充実したインターンでしたが,自身の英語力の未熟さを改めて痛感したので,更なる努力を重ね,もっといろいろな国に行って見聞を広めたいです. 【multistrada(マルチストラーダ)】 1988年の創業で,さまざまな種類のバイク,車やトラック用のタイヤを製造し,インドネシア国内に限らずヨーロッパやアメリカをはじめ,世界中にタイヤを輸出しているグローバルな企業です. SUZUKIやDAIHATSUをはじめとする日本の大手自動車メーカーの製品製造も請け負っているので,もしかしたら,気付いていないだけで"multistrada"が製造したタイヤを履いた車に乗っているかもしれません. |