平成31年3月3日(日)から3月8日(金)まで、マレーシア・ペトロナス工科大学にてInternational Symposium on Innovative Engineering 2019 (ISIE2019) が開催され、H30年度CI3年の中村維冴くんと荒木駿佑くんが参加しました。 この国際シンポジウムの目的は、グローバルに活躍できる技術者育成を継続的に推進するため、英語による国際シンポジウム(研究発表)を通して、(1)グローバルマインドや英語でのコミュニケーションスキルを養成し、国際社会で活躍できる人材の育成、(2)海外の学生との活動を通してグローバルに活躍できる人材に必要なこととは何かを学ぶ、(3)高度な知識を有する専門家との研究に関するディスカッションを通して研究内容の高度化を図ることです。 シンポジウムの内容は、特別講義を含む研究発表以外に、イポーという地域内にあるマレーシアの民芸博物館、モスクと大学の見学、果樹園、鍾乳洞と孔子寺院を訪問したテクニカルツアーや、首都クアラルンプールにあるペトロナス・ツインタワーの見学など、たいへん充実していました。 彼らは、本校の1年生から4年生までが対象の「H30年度 熊本高等専門学校学生教育研究支援金」という制度を利用して、H30年7月ごろから学業と並行して研究活動を行ってきました。 二人とも、非常に精力的に研究を実施し、研究成果を英語で発表するところまで頑張っていました。彼らの今後の活躍に期待しています。 今回の国際シンポジウムのポスター発表において、荒木駿佑くんの発表が最優秀発表賞(ベスト・ポスター・プレゼンター)を受賞しました。おめでとうございます。 彼らの発表タイトルは、以下のとおりです。 中村 維冴くん (口頭発表) 日本語タイトル:手指動作に基づくロボットハンドのテレオペレーションシステム 英語タイトル: Teleoperation System of Robot Hand Based on Hand Motion(Completed) 荒木 駿佑くん (ポスター発表) 日本語タイトル:Esp32を用いた手袋型コントローラーの製作 英語タイトル: Production of glove type controller using Esp32 board 今回のシンポジウム参加にあたり、さまざまな面でサポートしていただきました、嶋田先生をはじめ、国際交流推進係の方々と、引率して下さったCI科の西村先生に厚く御礼申し上げます。 最後に、彼らから感想をいただきましたので紹介します。 (中村 維冴くん) 初めて学会発表を経験しただけではなく、10分間の英語での発表だったため、とても緊張しました。学会発表の合間に催された食事会では、最初、英語力に自信がなく萎縮していましたが、マレーシアの方々がとても親切に接して下さり、すぐに打ち解けることができました。 あっという間の6日間でしたが、今まで気付くことが出来なかった自分の課題・目標を発見し、とても有意義な経験をすることができました。今より一回りも二回りも成長できるよう、日々、英語の勉強や研究に励んでいきたいです。 (荒木 駿佑くん) ポスター発表では、英語での質問内容が少ししか理解できず、回答に困ることが多々ありました。質問して下さった方々に満足してもらおうと一所懸命に応対したことで、少しでも成長できたと感じています。 また、交流ではマレーシアの学生がとても親切で、つたない英語でしたが楽しく会話できました。ただ、相手に頼りきりで自分の意見や考えを伝えられず、歯がゆさを感じたことは忘れられません。そのため、国際交流イベントへの参加も含め、英会話を実践していきたいと思います。 ![]() ![]() |